大の里が横綱に昇進。
所要13場所での横綱昇進は史上最速。
幕下付け出しで大相撲デビューしてから、2年と少しで角界の頂点へ。
既に4度の幕内優勝を経験している大の里。
横綱の中でも、より優れた成績を残す大横綱になれるのか。
当記事では大の里の今後を展望します。
2場所連続優勝
2025年3月、春場所、12勝3敗、番付は東大関、幕内最高優勝。
2025年5月、夏場所、14勝1敗、番付は東大関、幕内最高優勝。
横綱昇進の目安となる大関として2場所連続の幕内最高優勝。
夏場所後の臨時の理事会で大の里の横綱昇進が正式に決まった。
第75代横綱・大の里が誕生しました。
大の里のこれまで
大の里は石川県河北郡津幡町の出身。
本名は中村泰輝。
生年月日は2000年6月7日。
身長190㎝台、体重は190㎏台。
新潟県の能生中学校から、同じく新潟県の海洋高等学校へ進学。
その後、日本体育大学に進学。
大学時代にアマチュア横綱に輝く。
輝かしい実績を引っ提げて、大相撲の二所ノ関部屋へ入門した。
二所ノ関部屋の師匠になる親方は元横綱の稀勢の里。
自然豊かな茨城県に部屋を構える二所ノ関部屋の環境が入門を決めた理由の一つ。
横綱昇進までに4度の幕内最高優勝をしている。
今後の課題
2025年5月、夏場所、14勝1敗。
素晴らしい成績だった。
最終日の千秋楽に横綱の豊昇龍に敗れ、全勝優勝は逃した。
最後の1敗。ここが今後の課題になりそうだ。
身長190㎝台、体重は190㎏台。
体格に恵まれており、安定の突き押し相撲で14連勝。
ただ、自身の突き押しだけでは押し切れない、
その後の展開、廻しを取っての組み合った後の対処。
ここには、まだまだ課題がある。
言い方を変えれば、まだまだ伸び代がとても大きい横綱と言える。
大横綱への道
千代の富士、貴乃花、朝青龍、白鵬。
近代に入って、20回以上の幕内最高優勝を果たした大横綱。
そこに大の里も名を連ねることができるのか。
既に4度の幕内最高優勝をしている。
大相撲は1年間に6場所開催される。
大の里は、現時点で24歳。
大きな怪我は抱えていない。
これまでのペースでは1年間に2場所優勝している。
ペースを維持していけば、8年間で20回の幕内最高優勝となる。
こうして考えると、いかに20回優勝することが大変困難かと思い知らされる。
30代を過ぎれば、さすがに肉体の衰え、痛みは隠しきれない。
今以上に成長しなければ、大横綱にはなれない。
師匠の二所ノ関親方(元横綱:稀勢の里)は、まだ成長途上と言っている。
どこまで進化できるのか、今後の成長に注目したい。
一代年寄
横綱として幕内最高優勝20回。
これを達成すると、協会理事会がその横綱一代に限って認める年寄名跡が得られる。
現役時の四股名で親方として相撲協会に残ることができる特権。
過去に貴乃花が一代年寄として協会に残った実績がある。
大の里は20回優勝すれば、一代年寄の権利が得られることになる。
大相撲について
大相撲は、日本相撲協会が主催する相撲興行です。
日本の伝統と歴史がある国技です。
取り組み結果の確認やチケットの購入などは、日本相撲協会公式サイトで確認できます。
大相撲のテレビ中継はNHKで行われます。
NHKのサイトでは相撲の取り組み結果を動画で確認できます。
最後に
近年は相撲人気に陰りが見え、力士の数も減少傾向。
根強い相撲ファンは多く、今後の相撲改革次第では人気復活もあります。
今後も気になることがあったら記事にしていきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。(・ω・)_ _)ペコリ。