2025年の名古屋場所は上位陣が総崩れとなる波乱の結果。
佐渡ヶ嶽部屋所属の琴勝峰が東前頭15枚目の番付から、
13勝2敗の成績で幕内最高優勝となった。
素質は琴櫻以上と言われながら、なかなか安定した成績を残せなかった琴勝峰。
当記事では、一気に幕内最高優勝まで駆け上った要因を探っていきたい。
琴勝峰 吉成(ことしょうほう よしなり)
生年月日:1999年8月26日(当記事掲載時点では25歳)。
千葉県柏市の出身。
身長:191㎝。
体重:172kg。
佐渡ヶ嶽部屋所属。
柏市立松葉中学校から埼玉栄高校を経て相撲部屋に入った高卒力士。
なかなか安定しなかった理由
琴勝峰は脚に不安を抱えており、場所中のパフォーマンスの波が大きかった。
時に荒い相撲を取ることもあった。
親方の指導がなかなか素直に耳に入れられない時期もあったようだ。
2021年の初場所では東前頭3枚目で相撲を取っていたが、
その後は伸び悩むようになった。
弟:琴栄峰の活躍
伸び悩む琴勝峰の尻に火が付いたきっかけ。
それは弟の琴栄峰と思われる。
今回の2025年の名古屋場所で初入幕。
東前頭17枚目で相撲をとった。
成績は6勝9敗と振るわなかったが、
弟に番付を抜かされると思った琴勝峰に火がついた形だ。
琴栄峰の生年月日は2003年7月8日。(当記事掲載時点では22歳)。
出身は兄と同じく、千葉県柏市。
身長:184cm。
体重:138kg。
兄に体格では劣るが、四股がとても綺麗で有名。
運動能力が高く将来有望な力士。
過去に1度優勝争いをした経験
2023年の初場所で千秋楽まで優勝争いをした経験がある。
優勝次点の11勝4敗で終えている。
今回の幕内最高優勝には、この時に優勝を逃した経験が生きている。
終盤の勝負どころ、横綱:大の里、東前頭筆頭:安青錦を破った内容は素晴らしかった。
2度目の優勝争いで自分自身の持てる力を出し切った。
元々、体格には恵まれており、素質は高く、爆発力があるだけに、
上位陣を打ち負かしても可笑しくは無い存在であることを証明した。
今後の琴勝峰の可能性
2025年の名古屋場所で見せた力は本物。
安定感が出てるくことが条件になるが、三役になる力は十分にある。
高校時代に同学年であった王鵬は既に関脇を経験している。
埼玉栄高校の相撲部の山田道紀監督は、素質は大関:琴櫻以上と言っている。
2025年9月の本場所(秋場所)で、どんな活躍をするのか注目だ。
余談:父親はボディビルダー(亀仙人?)
亀仙人に似た風貌をしている父はボディビルダー。
居酒屋「大衆達磨」の店主をしている。
運動能力が高いのは父親譲り。
琴勝峰・琴栄峰の兄弟は子供の頃から、力士になるための英才教育を受けてきた。
大相撲について
大相撲は、日本相撲協会が主催する相撲興行です。
日本の伝統と歴史がある国技です。
取り組み結果の確認やチケットの購入などは、日本相撲協会公式サイトで確認できます。
大相撲のテレビ中継はNHKで行われます。
NHKのサイトでは相撲の取り組み結果を動画で確認できます。
最後に
近年は相撲人気に陰りが見え、力士の数も減少傾向。
根強い相撲ファンは多く、今後の相撲改革次第では人気復活もあります。
今後も気になることがあったら記事にしていきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。(・ω・)_ _)ペコリ。