【国産ソシャゲ低迷】コロプラは浮上できるのか【クリエイターのマーケット感覚が鈍い】

経済

白猫プロジェクトや位置ゲーで有名なコロプラ。

ソシャゲバブル期に財を成した企業だ。

昨今は、ゲームをリリースするも全く売れない状況が続いている。

2024年から2025年にかけてリリースされた

『フェスティバトル』『異世界∞異世界』『神魔狩りのツクヨミ』。

これらのゲームを見ていくと、何故、コロプラは売れないのか。その理由が見えてくる。

当記事では、今後、コロプラが目指すべき方向性を考察していく。

ソシャゲバブル期に財を成す

2014年にリリースされた白猫プロジェクトが大ヒット。

この時に大きく利益を上げた。

内部保留金を700億円近く持っている。

コロプラ社は自己資本比率の高い企業だ。

任天堂との訴訟問題

2017年末から2018年にかけて

任天堂がコロプラに対し、特許権侵害の訴訟を起こした。

「ぷにコン」と呼ばれる仕様に関するもので、結果、コロプラは訴訟に負けた。

任天堂に和解金33億円を支払って、任天堂が訴訟の取り下げとなった。

この時のコロプラの対応が原因で市場やゲームプレイヤーからの印象は良くない。

全く売れないゲーム

白猫プロジェクト以降、多くのゲームをリリースしてきたが売れていない。

2024年以降リリースした『フェスティバトル』『異世界∞異世界』『神魔狩りのツクヨミ』。

『フェスティバトル』『異世界∞異世界』は予算をかけているにもかかわらず、全く売れていない。

『神魔狩りのツクヨミ』は善戦している方だ。

社内のクリエイターのマーケット感覚

白猫プロジェクトで成功はしたが、

最も重要な存在だった浅井大樹プロデューサーがコロプラを離れた。

コロプラ社内のクリエイター、プロデュースする人材。

ここの力がとても弱まっている。

『フェスティバトル』を見ていると特に感じる部分だ。

過去の成功体験、実績が出たコラボ、運営方針を続けるステレオタイプ。

マーケット、ユーザーの声に耳を傾けない。

一方通行な運営方針が目立っている。

ゲームは面白いが、運営面で失敗しているのがとても目に付く。

技術力・開発力を売りにする方向性

今のコロプラを支えているのは『ドラクエウォーク』。

スクウェア・エニックスに位置ゲーの技術・開発を提供する形で作成したゲーム。

運営はスクウェア・エニックスになる。

コロプラは自身が運営する新たなゲームを作るよりも、

他社のゲーム会社に技術力・開発力を売る。

この方向性の方が利益を出せるのではないだろうか。

『フェスティバトル』を見ても開発力はある。

作る力はあるが、コンセプト、クリエイト、プロデュース、

ここの力が非常に弱い、狭い思考に陥っている印象がある。

他社のゲーム会社がコンセプトを決めたところに、

コロプラ社が技術力・開発力を提供する方が良いではないだろうか。

その方が企業として利益を出せるのではないだろうか。

今後の展望

『フェスティバトル』『異世界∞異世界』、サービス継続は難しいかもしれない。

NFTゲームとしてリリースした『ブリリアンクリプト – Brilliantcrypto』も売れていない。

暗号資産はビットコインやあと2つくらいが残る程度。

他にいろいろな会社がNFTを作っているが、市場は価値を見出していないのは明らか。

NFTゲームは即時サービス終了の判断をしても良いレベルと思われる。

コロプラ社は現状、他にリリースできるゲームは無いようで、

売り上げが出ていない採算の悪いゲームをリリースしたままにしている。

このままでいくと2025年の決算に影響が出始めそうだ。

その先の経営戦略としても採算の悪いゲームをどう扱っていくのか。

コロプラ社の一番の問題とも言える決定権を持つ経営層。

経営層の判断は注視していきたい。

最後に

日本経済は長く低迷を続けました。

近年は長いデフレ期間を抜けて、インフレに移行している状況。

これからの日本経済、世界経済、企業業績は注目になります。

今後も気になることがあったら記事にしていきます。

投資の売買を推奨しているわけではありません。

投資は自己責任・自己判断でお願いいたします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。(・ω・)_ _)ペコリ。