ここ最近のスマホゲームのセールスランキングを見て、
ある傾向が顕著になってきたと感じている。
それは、クオリティの高いリッチ路線より、
携帯型の利点・利便性が重要になっていること。
どこでも遊べる、通信環境が弱いところでも安定して遊べる。
この要件を満たしているかがセールスに大きく影響している。
当記事では、今後の売れるスマホゲームについて考察します。
セールスランキングの状況

いわゆる昔のゲーム、レトロゲームと言っていいのかもしれない。
モンスターストライク、いわゆるモンスト。
パズル&ドラゴンズ、いわゆるパズドラ。
これらのスマホゲーム黎明期と言われる
2013年頃に大ヒットしたタイトル。
10年以上前のスマホゲームだ。
未だにセルランの上位を賑わしている。
一時期は中国産のリッチ路線、クオリティの高いゲーム。
ここに市場は傾いたが、ユーザーの目が慣れてきたのか。
ここ最近は、クオリティの高いゲームよりも、
スマホ操作と相性の良い、昔のゲーム、
レトロゲームが盛り返している印象がある。
スマホ操作と相性の良いゲーム

売れるスマホゲームは以下の要件を満たしている印象がある。
ざっと書いてみた。
- スマホを縦画面で操作するゲーム。
- 指1本で操作できる。
- 位置情報ゲーム。
- 動作不安定が少ない、クオリティが高すぎない。
- 通信環境が不安定になってもゲーム継続できる。
スマホを縦画面で操作するゲーム
スマホを縦にしたり、横にしたりは面倒くささがある。
指1本で操作できる
スマホ画面は平たいので、指1本で操作できるくらいが良い。
激しいコマンド入力は不向きだ。
位置情報ゲーム
スマホは携帯用品。位置情報を活用できるのは大きな利点。
動作不安定が少ない、クオリティが高すぎない
スマホはパソコンやゲーム専用機に比べれば処理能力は落ちる。
スマホで動作不安定になるゲームは信頼性が落ちる。
通信環境が不安定になってもゲーム継続できる
外出先や移動中などで通信環境が不安定になることがある。
そんな状況でもゲームを継続できるのか、ここは大きなポイント。
クオリティの高いリッチ路線ゲーム

中国産に代表されるようにリッチ路線ゲームが一時期は流行っていた。
ただ、ここ最近は伸び悩んでいるように見える。
ユーザーの目が肥えてきたからだ。
それに加えて、スマホ操作と相性の悪いゲームであることが大きい。
リッチであるがゆえに、スマホ操作では厳しい、苦しい、難しい面が出てくる。
ユーザーの中にはリッチ路線を求める声もある。
今後も一定の売り上げは出せるはず。
ただ、費用対効果の面で見ると、どうだろうか。
ゲーム開発にかけた費用が多額になるリッチ路線。
それに見合った収益、売り上げを出せるのか。
必ずしもヒットするとは言えないだけに、厳しい面がある。
スマホゲームの売れ筋に変化

ラストウォー:サバイバル。
ホワイトアウト:サバイバル。
ロイヤルマッチ。
ガーデンスケイプ。
キングショット。
ブロスタ。
クオリティは低い、だけど、スマホ操作と相性が良い。
スマホでゲームする上で丁度良い。
そういったゲームがセールスランキングの上位を賑わせている。
ゲーム開発費も高くはないはず。
そだけに費用対効果が大きい。
広告に費用をバンバン回せる状況にもなっているようだ。
逆にリッチゲーム路線は開発費の割に、セールスが伸び悩む。
国産のリッチ路線「怪獣8号 THE GAME」、「Shadowverse: Worlds Beyond」。
これらのゲームは初速はあれど、伸び悩んでいる状況。
ゲーム開発費を回収はできても、大きく儲けるとなると、どうだろうか。
余談

「Nintendo Switch」と「PlayStation」。
ゲーム機の覇権を握ったのは、「Nintendo Switch」。
何故、覇権を握れたのか、それは利便性に他ならない。
据え置き機としてだけではなく、携帯機にもなれる。
クォリティの高さよりも利便性が重要視される。
スマホゲームについて言えば、加えて、
動作の安定化や操作性といった面に対応することも求められる。
- スマホ操作を意識すること。
- スマホの強み・特徴を生かすこと。
- スマホの動作環境を意識すること。
- スマホが携帯機であることを意識すること。
これらを意識できているかが、スマホゲームとして重要になっている。
最後に
当記事ではゲーム業界の動向・傾向についてまとめました。
読んでいただいた方のお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。(・ω・)_ _)ペコリ。