白鵬が相撲協会を退職した。
年寄名跡:宮城野は元横綱:旭富士が継承することとなった。
元横綱:旭富士は定年目途の満65歳に達するため、
年寄名跡を継承しても、相撲協会には最長70歳まで、
参与という立場でしか残れない。
今後、年寄名跡:宮城野は誰が継承するのか?
当記事では年寄名跡:宮城野の行方を展望します。
年寄名跡:宮城野の流れ
2010年12月-2022年7月 白鵬を指導した親方(元幕内:竹葉山)が所有。
2022年7月-2025年6月 宮城野部屋を継承する形で、元横綱:白鵬が所有。
2025年6月- 白鵬の退職により、元横綱:旭富士が所有。
元横綱:旭富士は相撲協会に残れる最長の70歳まで、あと5年の期間がある。
それまでに、継承先が決まるのか。
今後の年寄名跡:宮城野の流れが気になるところだ。
年寄名跡とは
日本相撲協会に親方として残るためには、
年寄名跡と呼ばれる権利が必要になる。
この年寄名跡は全部で105個ある。
限られた数のため、現役時代に実績を残した力士でも、
年寄名跡を取得できなければ親方になることはできない。
年寄名跡の襲名権を持つためには
年寄名跡は誰でも襲名できるわけではない。
大相撲の現役力士時代に一定の実績を残さないと襲名はできない。
一般的な襲名の条件は以下3つのどれかに該当すること。
- 最高位が小結以上
- 幕内在位通算20場所以上
- 十両以上(関取)在位を通算30場所以上
宮城野親方(元横綱:旭富士)が語ったこと
白鵬の退職会見で同席した元横綱:旭富士が
宮城野の年寄名跡について語ったことがある。
「旧宮城野部屋(白鵬親方時代)の力士の中から、宮城野の年寄名跡を
継げるものが出てきたなら、その子に宮城野の年寄名跡を譲渡して、
いずれ、またその子が宮城野部屋を復興させていただけるよう尽力したい。」
炎鵬が親方になる可能性
旧宮城野部屋(白鵬親方時代)の力士。
年寄名跡の襲名権を持つ力士はいない。
ただ、そこにあと一歩の力士がいる。炎鵬だ。
現在の炎鵬は、十両以上(関取)在位を通算29場所。
十両以上(関取)として、あと1場所の実績を残せば襲名権を得る。
2025年5月の夏場所を終えた炎鵬は、西幕下10枚目として、3勝4敗。
十両以上(関取)になれる幕下15枚目内の圏内にいる。
大怪我から復帰してきた、現在30歳(1994年10月18日)の炎鵬。
身長167.0cmの小兵ながら、類まれな相撲感がある力士。
本来の調子を取り戻せれば、念願のあと1場所に届くはずだ。
伯桜鵬と草野
旧宮城野部屋(白鵬親方時代)の力士には、伯桜鵬がいる。
伯桜鵬はまだ若く、現在21歳(生年月日:2003年8月22日)。
年寄名跡の襲名権を得るまでには、関取在位を17場所ほど積み上げる必要がある。
最低3年はかかる。
白鵬がスカウトしてきた将来有望な草野。現在23歳(生年月日:2001年6月25日)。
まだ関取となったばかり、襲名権の確保までは最低5年はかかる。
どちらの力士も20代前半の年齢。
今すぐに年寄名跡を必要とはしない印象だ。
それだけに炎鵬が襲名権を持てば、
宮城野は炎鵬に譲渡される可能性は高いと見ている。
大相撲について
大相撲は、日本相撲協会が主催する相撲興行です。
日本の伝統と歴史がある国技です。
取り組み結果の確認やチケットの購入などは、日本相撲協会公式サイトで確認できます。
大相撲のテレビ中継はNHKで行われます。
NHKのサイトでは相撲の取り組み結果を動画で確認できます。
最後に
近年は相撲人気に陰りが見え、力士の数も減少傾向。
根強い相撲ファンは多く、今後の相撲改革次第では人気復活もあります。
今後も気になることがあったら記事にしていきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。(・ω・)_ _)ペコリ。